里山里地保全活動

千提寺ビオトープ

千提寺ビオトープ

平成30年6月、NEXCO西日本によって、エコロードの取り組みのひとつとして、千提寺地区に動植物の生息基盤を人工的に復元するビオトープが整備され、隣接する森林と併せ、茨木市に移管されました。

そこで、茨木市と「里山及びビオトープ保全管理活動に関する協定書」を締結し、地域の自然生態系を守り、本来この地域にあった多様な自然が復元・創出できるよう取り組んでいます。

開始時期
2018年6月~

ビオトープだより

~梅雨のビオトープ~ 2019年7月号

梅雨の合間の晴天の日、爽やかな観察日和でした。植物班4名、水生班6名で調査を行ないました。

沢山のオタマジャクシと出会え、「トノサマガエル」と「シュレーゲルアオガエル」のオタマジャクシの相違を識別することが出来ました。クロゲンゴロウの幼虫が元気に育っています。E区の水位を現状に保つことがクロゲンゴロウの生育には良い環境のようです。目視したトンボの成体:ウスバキトンボ・シオカラトンボ・シオヤトンボ・キイトトンボ・ショウジョウトンボ・オオシオカラトンボ・ルリボシトンボ。(S)

ビオトープの畦や側面にネジバナがたくさん咲いていました。湿地にもちらほらと咲いていましたがH区の斜面にはネジバナが群生していました。6月にはF区でガマが穂を出していましたが今回はA区とC区でコガマが穂(雄花、雌花)を出し始めていました。(T)

マムシ成体に遭遇しました。ビオトープ内に生息しているようです。調査時には、細心の注意で被害に会わぬように!注意札を立てることにした。(H)

(上段)オトギリソウ・コケオトギリソウ・アゼオトギリ(中段)ネジバナ・コガマ・調査風景・(下段)アカハライモリの幼生・イ(イグサ)・オタマジャクシの歯(シュレーゲルアオガエル)

~自然はともだち~ 2019年6月号

今月から、私たちが世話をしている『千提寺ビオトープ』の様子をお伝えします。毎月の調査活動で出会った生きものたちの様子を楽しんでいただけたらと思っています。では、今月の話題を紹介します。

6月12日、本年度第3回目の調査活動を行いました。植物班、水生班合わせて14名のスタッフが揃いました。

茂みの中でひっそりと咲くササユリを見つけました。ガマの穂から花粉が飛んでいました。調査中に飛び出したマムシが長靴の上を這っていきました。ゲンゴロウの幼虫を見つけました。コオイムシの幼体も見つかりました。モリアオガエルの卵塊を見つけました。この卵塊を楽しみにしているアカハライモリの幼体も見つけました。名前の分からないオタマジャクシ※をたくさん見つけました。これらのことから、この一年の間にビオトープの生きものが順調に増えていることが分かりました。(O)

(ガマについて)
ガマは、コガマ、ヒメガマ、ガマの3種類があります。ヒメガマは雌花と雄花の間にすき間があります。コガマは雌花、雄花の長さが短い。今日見つけたのはガマ。千提寺ビオトープでは、コガマと共にビオトープ景観を盛り上げています。(T)

(上段左から)・調査風景・ササユリ・ガマ・(下段左から)・キイトトンボ・アカハライモリ(幼生)・捕食中のゲンゴロウの幼虫

※名前の分からないオタマジャクシはトノサマガエルでした。