本講習会は、ネット茨木が主催し、会員団体を対象として、毎年開催されています。
今回は受講者19名となりました。
講師3名とそれを支えるトレーナーは2日間延べ18名という大チームで、茨木里山を守る会・茨木ふるさとの森林つくり隊・車作里山倶楽部の熟練者で編成されました。
1日目は座学と丸太を使った基礎訓練、2日目は現場での伐採実習です。
座学は、3名の講師から 1.チェーンソーの種類・構造について 2.伐木に関する知識 3.振動障害及び予防の知識、関係法令について学びました。
「チェーンソーの種類・構造について」では、チェーンソー本体はもちろん数多くの部品や関連アイテムをご準備いただき、書物だけでは得られない機械の構造や特性とそれに関連するリスクについて体験に基づいたお話を聞かせていただきました。
「伐木に関する知識」「振動障害及び予防の知識、関係法令」については、伐木現場における危険防止のための注意事項を解説いただき、また林業に関する労働安全について必要な知識を学ぶことが出来ました。
午後からはいよいよ実習で、まずは伐木に必要なロープワークと2重滑車のセッティングを覚え、次に井桁に組まれた丸太を使ってチェーンソーの基本動作を体験しました。興味深いのはチェーンの「目立て」の良し悪しによってチェーンソーの切れ味、特に木屑の大きさや排出される量が全く変わることでした。
最後に機械のメンテナンスを実践して終了しました。
2日目は里山センターで目立て作業を済ませ、銭原の共有林に移動して終日実習です。
気温は高いけれど、爽やかな風が吹き抜ける一日でした。
1人1本伐木の目標で予めマーキングされた対象木を伐採します。地形や木の重心、枝ぶりや頭上の空間の在り方など、伐倒の方向を決めるための判断材料にはいくつもの要素があることを学びました。
チェーンソーを使って「受け口」、「追い口」を作ることは思った以上に繊細な作業で、ミリ単位とは言わないまでも数ミリ単位の削り作業であり、まるでチェーンソーアートの体験をしているようでもありました。
チェーンソーを担当する者は、目印の付け方、削り方、修正の仕方など自分なりの方法で伐倒に臨み、ロープや滑車を担うメンバーは練習と実践の違いに戸惑いながらの作業でありましたが、力を合わせて狙い通りに木を倒せた時には、歓声と拍手が起こりました。
講座の最後には講師から講評をいただき、ネット茨木の代表から修了証を授与されました。
2日間「いかに安全に作業を完遂して笑顔で帰ってくるか」が最大のテーマと改めて感じる講習で、これから実践に生かしていきたいです。











