【市民参加による里山里地保全活動】
「桜の苑」は、茨木市制25周年記念事業として、昭和48年から10年間にわたり、 約1,000本のソメイヨシノの苗木が植栽され、山間部における「桜の名所」として市民に親しまれてきました。 近年、その桜も老木化が著しく、テングス病による花付きの悪さから、来園者数は大幅に減少しました。
そこで、平成20年度に茨木市や地権者と「茨木・ふれあいの森づくり」里山保全活動実施協定を結び、 有償ボランティアとして毎年2月と7月に除草作業、2月には罹病木の伐倒・枝葉の除去、ソメイヨシノと同時期に咲き、 テングス病にかかりにくいヤマザクラ系品種の植樹などをしています。 目標は市民がふれあえる森として「桜の名所」を再生することです
開始時期 2008年12月~
鉢伏山は、大阪モノレール彩都西駅から徒歩45分程の標高299mの山です。 今では山腹の森林が手入れされず木立で遮られていますが、かつては山頂から360度の眺望が楽しめる場所で、 昭和6年に朝香宮殿下が当時の軍事演習を視察するため登山された記念碑もあります。 大阪平野を一望できる山頂からの眺望を皆さんに知ってもらいたいという思いで「鉢伏山の景観、里山林を取り戻そう!」 を合言葉に森林整備をしています。
開始時期 2010年6月~
竜王山は、古くから雨乞(あまご)いの山として信仰され、優れた自然景観が多く残されていることから、 大阪府立北摂自然公園に指定され、茨木市のランドマークとなっています。
ところが、林業者の高齢化や後継者不足が問題で、美しい里山景観が失われつつあります。 そこで、地権者と合意のもと、里山再生に取り組みました。近くに農産物直売所「見山の郷」もあり、 地域振興に少しでもお役に立てれば幸いです。
開始時期 2008年12月~
平成30年6月、NEXCO西日本によって、エコロードの取り組みのひとつとして、千提寺地区に動植物の生息基盤を人工的に復元するビオトープが整備され、隣接する森林と併せ、茨木市に移管されました。
そこで、茨木市と「里山及びビオトープ保全管理活動に関する協定書」を締結し、地域の自然生態系を守り、本来この地域にあった多様な自然が復元・創出できるよう取り組んでいます。
開始時期 2018年6月~
【地域における里山里地保全活動】
関西大倉学園学校敷地内(茨木市室山二丁目)森林において、里山の自然環境を保全・整備して、里山を生かした緑豊かなキャンパスづくりをお手伝いしています。
開始時期 2012年6月~
【アドプトフォレスト】
アドプトフォレストとは、大阪府が希望する企業、労働組合、NPO、団体、学校等の事業者と森林所有者の仲介役となって、 森づくりへの参画を進めるための制度のことで、 里山サポートネット茨木は、このアドプトフォレストにおいて、事業者へのサポートをしています。
アドプトフォレスト制度の詳細につきましては府のホームページをご覧下さい。
開始時期 2011年6月~