市民参加による里山里地保全活動

梅雨明け間近の定例観察日は30度越えの真夏日となりましたが、日陰では心地よい風が通り抜け、比較的過ごし易い一日でした。観察準備をしていると、優雅な舞姿を水面に映しながら飛んでいるトンボが目に入ってきました。名前を「チョウトンボ」といいます。蝶々のようにひらひらと舞う美しいトンボです。一見、真っ黒なトンボに見えますがよく見ると胴や翅が金紫色で、太陽の光を受けると見事な輝きを見せてくれます。千提寺ビオトープには2020年8月に初登場して以来、夏の来訪者として定着していますが、ヤゴを同定したことがなかったので今回初挑戦してみました。結果、2匹を確認しました。(O) ※本日確認した生きもの写真を楽しんでください。(240717コンタクトシート.pdf)

6月のビオトープ調査の日は夏のように暑い一日でしたが、生き物たちの元気な様子を確認することができました。...

「アドプトフォレスト制度」は、大阪府が一般企業(今回はI-ne株式会社)と森林所有者の仲介役となって、地域(里山)の環境保全などを目指して、放置された森林や竹林の下草刈り、枯木の伐木、間伐、植樹などを行って森づくり活動を進める制度です。...

今年もカキツバタがA,B,C,D,E,F区の水域で美しい花を咲かせています。カキツバタは日本原産で古くから万葉集などにも詠まれています。2年前(2022年)に突然シロバナカキツバタが出現して以来年々白花が増加しています。なぜでしょうか? B区に1株あったノアザミ(在来種)が7年目にしてようやく5~6株に増えて紅紫色の花を咲かせています。昔からの日本の春の花として増えて欲しいものです。在来種のコウゾリナ、キツネアザミがほぼ全区に広がってきました。法面ではスギナが膝丈まで伸びてきて、スギナに埋まったツリガネニンジンやオトギリソウなどを保護するのが大変でした。林域Aのヒヨドリバナの新芽が数か所で無くなっていました。昨年も新芽が切り取られたような跡があったが鹿のせいでしょうか?(T) D区でウシガエルの声を確認したので“モンドリ”を仕掛けました。3日後、1匹のウシガエルを確認、15㎝ほどの成体だったことから、池干しを逃れて越冬したものと考えられます。この日、F区ではニホンマムシ、B,C,D,E区では、アカハライモリの仕業と思われる崩れたシュレーゲルアオガエルの卵塊を確認しました。活発な生きものたちの動きを確認した5月のビオトープでした。(O)

昨年、それまでの5年間の生きもの調査の区切りとして蓄積したデータの整理に取り掛かり、年度末の3月に一区切りをつけることができました。引き続いて公開に向けての準備に取りかかっていきますが、時機を見てこの「千提寺ビオトープだより」でも紹介し、皆さんに楽しんでもらいたいと思っています。(O)...

林域A,Bでアオモジの花が2分~3分咲きでした。今年は暖冬の2月に比べて3月は天候不順で低温の日も多く開花が遅れているようです。林域Bのアオモジは高木になり、枝いっぱいに花を付けると見事です。林域Aはまだ幼木なので60~70本あるアオモジが高木に生長する3~5年後が楽しみです。全域でツクシがたくさん出ていました。スギナ(シダ植物)が広がっています。カキツバタが新芽を出していました。キツネノボタン、ノミノフスマ、タネツケバナの仲間などが花を付け始めていました。林域Aではショウジョウバカマの花芽の先にピンク色が見え始め、ヒサカキの花が咲いていました。林域Bではコバノミツバツツジの蕾が膨らみ開花間近でした。(T)

今日は、2苑の整備を20名の参加で実施しました。1昨日の1苑整備のお天気と打って変わって、時折雪がちらつき、吐く息も白い冬空となりました。...

今日は、1苑の整備を21名の参加で実施しました。通路脇のハクモクレンの蕾も膨らみかけ、ようやく春の足音が聞こえる温かい一日で、苑内を3班に分かれて作業を実施しました。1苑の草はあまり伸びておらす、枯葉が多く積もった状態で4月の開苑に向けて落ち葉掻きが主な作業となり、順調に作業を進めることができました。...

2月のビオトープの全景は冬枯れ一色でした。特に今年はD池の水抜きがされていたので一層すっきりと(寒々しく)感じました。...

今年は秋になっても高温の日々が続き、紅葉も例年よりも遅くなりました。ビオトープと周囲の山々も今が紅葉の見ごろでした。林域ではカエデの紅とアオモジの黄の紅葉が色鮮やかでした。...

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