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第6回炭焼き体験講座 2014年02月09日(日) 2回目 窯出し・窯入れ・座学

昨日から降った雪で、里山センターは綺麗に雪化粧していました。本日の講座予定は竜王山の実習林へ車で移動し、 炭材(コナラ)の伐採と搬出作業でしたが、雪で足元が滑って危険なため、予定を変更して、 予め焼いておいた炭の窯出し作業を体験してもらいました。

 

レンガや土で密閉された窯口を開けると、入り口付近の焚きつけは完全に燃え尽きていました。 まだ温かく炭の香りいっぱいの窯の中に入り、みんなの手渡しで炭材を取り出しました。 マスクをしていても炭の粉で鼻の孔や周りは真っ黒になり、狭い窯での中腰作業は過酷な作業でした。

 

休憩時に炭焼き講座修了生の先輩から温かい甘酒の差し入れがあり心も体も暖まりました。

 

続いて、窯入れ作業を体験しました。空いた窯に予め用意された炭材をみんなで隙間なく窯口まで詰め込み、 窯の内壁に沿って上部に空気の通り口を残し、レンガと土で垂直に壁を作ります。 炊き木を入れるスペースを確保して、その外側にもレンガで壁を作って空気口と焚口をつくり、 煙が漏れないように完全に土でふさぎ終えたら完了。 後は火入れを待つばかりです。

 

午後は、センターの研修室にて、炭焼き倶楽部の講師から「里山の荒廃とナラ枯れの蔓延」をテーマとして、 ナラ枯れの増加原因とカシノナガキクイムシ捕獲トラップなどの対策について説明を受けました。