5回にわたった炭焼講座もいよいよ最終回です。午前中は研修室において、茶道の先生から「茶の湯炭」や 「炉」と「風炉」に炭をつぐ作法について説明を受け、お点前を頂戴しました。
その後、北辰窯にて、前回に火入れしたコナラの炭材や「花炭」を窯から出しました。3回目の窯出しですが、 今回が一番いい感じの炭が焼けました。空き缶に入れて焼いた花炭(パイナップル、ミカン、バナナ、マツボックリなど)も 予想以上に上手く焼けて、受講生も満足顔でした。
最後は、木工室で菊炭を俵にみたてた炭俵のクラフト作りです。 樹皮が密着し、切り口が菊の花のように割れ目のある炭を選びます。 俵になるようなサイズに3個切りそろえ、ワラを巻いて、3個を組紐で一つに括り、飾りの稲穂をつけたら出来上がりです。 完成した作品を前に記念撮影!
昼食後、修了式が行われ、主催者の代表から7名の方に一人ひとり修了証書が手渡されました。
受講された皆さん、これを機会に、この講座の修了生が立ち上げた「北辰窯炭焼倶楽部」にご入会いただき、 これからも「炭焼き」を続けていただければ幸いです。