本講習会は、会員団体を対象とし、毎年開催されています。今回は受講者14名の内、半数の7名が女性参加者となりました。
1日目(5月17日)は、朝からの雨で午後の予定を一部変更して実施しました。
午前は、里山センターにおいて座学を実施。1.チェーンソーの種類・構造について
2.伐木に関する知識 3.振動障害及び予防の知識、関係法令について学びました。
ロープワークやチェーンソーの目立て実習は、室内で実施、裏山での伐木実習は、翌日2日目のカリキュラムに集約することとし、1日目の講習を終了しました。
2日目(5月18日)は、現場実習を銭原ヒノキ林に移動して実施しました。昨日からは天候が回復しましたが湿度が高く、熱中症に気を付けながら講習会を実施。4班に分かれてそれぞれに2名のトレーナーがつき、その指示の下、ロープと滑車を使ってロープ掛けを行い、伐木実習を行いました。そして枝払いや玉切リ、棚積み整理も行いました。受講者には、玉切りなどの基本操作やロープワークの事前予習をお願いしたこともあって講習はスムースに運ぶことが出来ました。又、チェーンソー初心者には、切り株を使っての水平伐り等の練習も行いました。受講者各々が複数本の伐木体験をしました。
センターに帰着後は、機材メンテナンスを行い、講習会は無事終了しました。
受講者には「修了証」が授与されました。
(受講者からの感想)
〇座学では、講師からチェーンソーの構造について分かり易い説明があり、良く理解できました 〇チェーンソーの目立ての大切さは、実際に木を伐ってみて良く分かった 〇この講習会を機に手入れや安全の知識を身に着けたい 〇トレーナーの皆さんからは、安全な伐木作業を丁寧に教えて頂き良く理解できました 〇自分の所属する活動で今日の経験を活かしたい 〇自宅でロープワークの練習をして生活にも生かしたい 〇作業に夢中になると周囲の安全確認がおろそかになるので気を付けたい 〇チェーンソーの操作は傾きや体の位置でその切れ味が全く違うことが分かった。等々