市民参加による里山里地保全活動

林域はコバノミツバツツジのピンク色の花、アオモジの淡黄色の花、ヤマザクラの赤味を帯びた若葉と白い花の競演で彩られていました。萌芽更新されたヤマザクラの花が今年やっと咲きました。林域Aのショウジョウバカマが今年は2個の花をつけました。G区の西側法面にシハイスミレ(葉の裏が紫色、花も紫色)が紫の絨毯を敷き詰めたように群生していました。初めてのことです。A区の水際ではノミノフスマ(在来種)が増えて可憐な白い花をつけていました。全域にスギナが増えて、ツクシがたくさん出ていました。在来種のカンサイタンポポと外来種のセイヨウタンポポが混在しています。(T) 昨年末に始めた各池の堆積泥の除去処置で残っていたE区は重機を投入して3月末に完了し、2018年の初期状態に戻りました。今後、どのように生き物が出現してくるのか、しっかり見つめていきたいと思っています。新たな観察が始まりました。(O)

後期活動2回目(通算5回目)の10日は前回と打って変わっての晴天で暖かく、作業日和となりました。一方、参加者は16名と半減です。 2苑でも草刈りの一方で落ち葉掻きがメインの作業。2苑は急な斜面が多く、つづら折りの遊歩道とその周辺が整備対象です。ブロアーがここでも活躍しました。また、折損の恐れのある1苑の桜1本を伐倒処理しました。...

5日が雨天中止で迎えた7日は予想外の寒さで里山センターの温度計は9時で2℃。前夜の雪が日陰で残っている始末です。おまけに、時折小雪が舞います。そんな中、集まった32名で桜の苑1苑で活動を行いました。...

観察日のビオトープは気温13度で日差しも暖かく、ツクシ、オタマジャクシ、テントウムシ、バッタなどが顔を見せはじめ、小さな春を感じました。アオモジは林域Bでは大木にいっぱいの黄白色の花を付けていました。林域Aでは50~60本のアオモジがあるにもかかわらず、なぜか花は少なかった。昨夏の猛暑と雨不足が花の少ない原因かな。(T) 

風が強く小雪がチラチラと舞って寒い日でしたが、時折差す陽ざしが温かく春が近いことを感じました。1月に水生班の人たちがB,C,D,E,F区の水域に繁茂するガマ類、カンガレイ、ヒシ、フトイなどを除去されたおかげで水面がすっきりとしていました。...

新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。1月9日、観察スタッフの初活動を行いました。今季初の寒波襲来で朝の気温が1.5℃を記録する中、各班それぞれ元気よく観察開始! 水生グループは、各池の生物調査のあと、E区の土砂除去工事に備えて、大繁茂したガマ群の全除去に汗を流しました。(O)...


リンドウが鮮やかな紫色の花を咲かせていました。今年は花茎が7本に増えて、今までで一番たくさんの花を付けました。これからも増えていって欲しいものです。開設以来たった1株(B区)のノアザミを大切に守ってきましたが、1年ほど前から4~5株に増えました。よくよく観察してみると、そのうち1株はノハラアザミでした。(2種の違いは写真下)ヒヨドリバナ、サワヒヨドリ、アカバナなどが種子を付け、種子散布(風)していました。林域A,Bではアオモジの黄葉が始まり、枝にはたくさんの花芽(来春開花)を付けています。10月に収穫したヤブツルアズキの豆で作った赤飯をみんなで美味しくいただきました。(T)  11.14写真集: 241114コンタクトシート.pdf   

チョウジタデの紅葉した紅い色が目に飛び込んできました。最近まで30度を超える真夏日が続きましたが、季節は確実に進んでいることを実感しました。F区でチョウジタデが増えてきました。ミズオオバコがC池で3個、D池で20個ほど名残の花を咲かせていました。水中では果実(苞鞘)がたくさん出来ていました。3年前(2021年)まで繁茂していたアカバナが減少して、A区とF区で数株確認できたのみ、増えて欲しいものです。ヒヨドリバナがA区、G区で群生しているのに、アサギマダラの飛来が確認できず残念でした。(T)

3日目もまずまずの天気に恵まれました。参加者は11名。この日の作業地はもみじの多い2苑です。11月の開苑を控え、苑内通路付近の桜の枯れ木や枝の伐採が主作業でした。予め危険と思われる木や枝を選定、目印のテープを巻いた上で2班に分かれて作業を進めた結果、通路を散策する上での倒木・落枝等の危険を排除することができました。伐採した木は13本、枝は8本です。また、開苑を控えて苑内2か所のトイレも掃除しました。 2苑の開苑は11月2日(土)~11月30日(土)の土・日曜日及び祝日で、9時~17時まで開門の予定です。 (火気は厳禁)

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