カテゴリ:千提寺ビオトープ



林域はコバノミツバツツジのピンク色の花、アオモジの淡黄色の花、ヤマザクラの赤味を帯びた若葉と白い花の競演で彩られていました。萌芽更新されたヤマザクラの花が今年やっと咲きました。林域Aのショウジョウバカマが今年は2個の花をつけました。G区の西側法面にシハイスミレ(葉の裏が紫色、花も紫色)が紫の絨毯を敷き詰めたように群生していました。初めてのことです。A区の水際ではノミノフスマ(在来種)が増えて可憐な白い花をつけていました。全域にスギナが増えて、ツクシがたくさん出ていました。在来種のカンサイタンポポと外来種のセイヨウタンポポが混在しています。(T) 昨年末に始めた各池の堆積泥の除去処置で残っていたE区は重機を投入して3月末に完了し、2018年の初期状態に戻りました。今後、どのように生き物が出現してくるのか、しっかり見つめていきたいと思っています。新たな観察が始まりました。(O)

観察日のビオトープは気温13度で日差しも暖かく、ツクシ、オタマジャクシ、テントウムシ、バッタなどが顔を見せはじめ、小さな春を感じました。アオモジは林域Bでは大木にいっぱいの黄白色の花を付けていました。林域Aでは50~60本のアオモジがあるにもかかわらず、なぜか花は少なかった。昨夏の猛暑と雨不足が花の少ない原因かな。(T) 

風が強く小雪がチラチラと舞って寒い日でしたが、時折差す陽ざしが温かく春が近いことを感じました。1月に水生班の人たちがB,C,D,E,F区の水域に繁茂するガマ類、カンガレイ、ヒシ、フトイなどを除去されたおかげで水面がすっきりとしていました。...

新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。1月9日、観察スタッフの初活動を行いました。今季初の寒波襲来で朝の気温が1.5℃を記録する中、各班それぞれ元気よく観察開始! 水生グループは、各池の生物調査のあと、E区の土砂除去工事に備えて、大繁茂したガマ群の全除去に汗を流しました。(O)...


リンドウが鮮やかな紫色の花を咲かせていました。今年は花茎が7本に増えて、今までで一番たくさんの花を付けました。これからも増えていって欲しいものです。開設以来たった1株(B区)のノアザミを大切に守ってきましたが、1年ほど前から4~5株に増えました。よくよく観察してみると、そのうち1株はノハラアザミでした。(2種の違いは写真下)ヒヨドリバナ、サワヒヨドリ、アカバナなどが種子を付け、種子散布(風)していました。林域A,Bではアオモジの黄葉が始まり、枝にはたくさんの花芽(来春開花)を付けています。10月に収穫したヤブツルアズキの豆で作った赤飯をみんなで美味しくいただきました。(T)  11.14写真集: 241114コンタクトシート.pdf   

チョウジタデの紅葉した紅い色が目に飛び込んできました。最近まで30度を超える真夏日が続きましたが、季節は確実に進んでいることを実感しました。F区でチョウジタデが増えてきました。ミズオオバコがC池で3個、D池で20個ほど名残の花を咲かせていました。水中では果実(苞鞘)がたくさん出来ていました。3年前(2021年)まで繁茂していたアカバナが減少して、A区とF区で数株確認できたのみ、増えて欲しいものです。ヒヨドリバナがA区、G区で群生しているのに、アサギマダラの飛来が確認できず残念でした。(T)

F区法面一面にヒヨドリバナが覆い尽くしています。昨年の2倍に増えています。逆に昨年まで多かったA区法面や林域Aのヒヨドリバナは5~6本に減少しています。F区の方が日照条件がいいからでしょうか? ...

猛烈な残暑が続く9月活動日。午前中は、この夏の暑さにも負けずに水域や陸域で大繁殖を続けている迷惑草の刈り取りを全員で行いました。今月のビオトープだより前半は、その様子をお伝えします。ビオトープだより24年9月号~草刈り編~リンクファイルpdfをご覧ください。(O)
8/7は立秋、翌8日のビオトープは心なしか木陰やテントの下は風が涼しく感じられました。6月中旬に草刈してもらったにもかかわらず法面は膝丈くらいのセイタカアワダチソウに埋め尽くされていました。A区の水路のアメリカセンダングサも6月に除去したのにまたまた繁茂して水路を塞いでいました。コガマ、フトイ、カンガレイが増えすぎて全区の水域が狭くなっています。F区の水域ではフトイ、コガマで埋め尽くされてミズオオバコが減少(絶滅?)しています。ミズオオバコの花はC池5個、D池5個、E池1個(初?)咲いていました。林域Aでヤマウルシの枝に止まっているオオミズアオを見つけました。オオミズアオは大きくて「最も美しい蛾」と言われています。(8/8 T) 野鳥班スタッフが林域調査で採取したカエルをヤマアカガエルと同定した。(※1) 春にBTで誕生したヤマアカガエルが順調に森へ帰っていったことがうかがえる。この半月ほどで、ミズオオバコの花がC、D、E池全体で58個に増えていた。B,C区で採取したイトトンボは写真でクッキリ腹部の黒点が確認できたのでホソミイトトンボと同定した。(※2)(8/22 S) ※1:240822ヤマアカガエル同定.pdf  ※2:240822コンタクトシート.pdf

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