一気に春の気配が漂い始めた3月10日、令和3年度の最終回調査を行いました。
この日は暖かい日でしたが、3月上旬まで冬の寒さが続いていたので草本は花茎を伸ばせずほとんど堅い蕾のままでした。アオモジの蕾は膨らんでいましたが開花はまだ少し先のようです。昨年(2021年)の3月はツクシもたくさん出て、山にはコバノミツバツツジの花も咲いていましたが今年の春はどの花も開花が2週間ほど遅いようです。A区でアメリカオオアカウキクサ(アゾラ:特定外来生物)に似たウキクサを見つけました。(T)
先月の調査では一つしか見つからなかったヤマアカガエルの卵塊でしたが、今回、新たに3か所で6個の卵塊が見つかりました。今年の産卵は少し遅いようですが、オタマジャクシの誕生も見られ、いつもの春のビオトープ風景が始まりました。(O)