千提寺ビオトープだより ~2025年7月号~

ネジバナが全区域で咲いていました。ネジバナは2019年からH区の法面に群生していて、2023年には全区の水辺でも見られるようになりました。今年は更に生育地を広げていました。ネジバナはラン科の多年草で万葉集では「根都古草(ねつこぐさ)」の名で詠まれ、百人一首でも「モジズリ」の名で詠まれている古くから親しまれてきた草花です。水辺ではチゴザサ(イネ科、多年草)が可憐な花をつけていました。F区の水域でミズオオバコが復活していました。ガマ、ヒメガマ、フトイなどの増殖で昨年(2024年)は花を付けなかったミズオオバコの花が今年は咲きそうです。水生班の駆除作業のおかげです。大阪府のレッドリスト(準絶滅危惧)のコガマも増えすぎて困っています。(T)

ダイコンソウ
ダイコンソウ
ネジバナ
ネジバナ
ノハラアザミ
ノハラアザミ
ノアザミ
ノアザミ

コアジサイ(実)
コアジサイ(実)
トウバナ
トウバナ
コケオトギリ 
コケオトギリ 
オトギリソウ
オトギリソウ

チゴザサ
チゴザサ
フサフジウツギ
フサフジウツギ
ミズオオバコ(水中葉)
ミズオオバコ(水中葉)
コナスビ
コナスビ

カキツバタ(実)
カキツバタ(実)
ヒメコウゾ(実)
ヒメコウゾ(実)
エゴノキ(実)
エゴノキ(実)
アオモジ(実)
アオモジ(実)