ついこの間までの猛暑は一体どこへ行ったのかと思わせる穏やかな天気のビオトープの様子です。
ミズオオバコがD区、E区、F区で計10数個今年最後の花を咲かせていました。ヒヨドリバナがA区、G区の法面、F区でたくさんの花を付けています。サワヒヨドリはB区、C区の水際で株を増やしてたくさんの花を付けています。イボクサ(ツユクサ科)がA区の水域でたくさんの花をつけていました。イボクサは水田の雑草として除草の対象となる植物ですが、一方でイボクサは湿地の生態系を支える植物の一つです。土壌の浸食を防ぎ、水生昆虫などの生息地を提供する役割を果たしています。イボクサの名はこの草の汁を付けるとイボが取れたためと言われています。A区、F区の湿地にヒメジソ(シソ科)が群生していました。ヒメジソのガク片の上唇は3浅裂しています。(T)
予定していた千提寺ビオトープ(観察)ワークショップは雨のため中止となりました。多くの環境保全関係者の方に千提寺ビオトープの様子を見ていただく絶好の機会でしたが残念な結果となりました。しかし午後のシンポジウムは予定通り、おにクル会場で行われ、しっかり紹介することができました。千提寺ビオトープ誕生秘話などが分かるシンポジウムの様子は、主催者から動画が公開されていますので興味のある方はご覧ください。(O) https://www.youtube.com/watch?v=U-ovFe5PW5M















